読んだもの

金米糖の降るところ

金米糖の降るところ

ヴァニティ

ヴァニティ

道徳という名の少年

道徳という名の少年

乙女の密告

乙女の密告

初赤染晶子、芥川賞受賞作。
根底に流れているテーマは、物語のどこを切り取っても「差別」だと思うけど、「密告」もほぼ同じ意味合いで使用されている気もする。「差別」と「密告」を足して2で割った言葉がわからないけれど、それがなんであるかを示したのがこの「乙女の密告」という小説のように思う。なんだろう、「自立」かなあ。自分を「差別」して「密告」し、自分を「自立」させる??
いい意味でも悪い意味でも、何かを「浮き彫り」にすることについて書かれた話。
スウィート・ヒアアフター

スウィート・ヒアアフター

よしもとばななの小説を読むと、よしもとばななから「私はこう思うの!私はこう考えて生きているの!」という強烈な意思表示をされている気がする。